■赤外線の発見
太時の光にはさまぎまな波長があり、それぞれ異なった働きをしています。実は太陽光線というのは、「電磁波」の一種であり、ガンマ線、X線、マイクロ波などの仲間です。それぞれに周波数や波長が異なるために、別の名前で呼ばれているのです。
日頃私たちが色や形を認識できるようにしてくれている「可視光線」、またお肌の老化の原因になるといわれる一方、強い殺菌力で雑菌を殺す作用のある「紫外線」なども太陽光線の中に含まれています。そんな太陽光線の中に、「目には見えないが、物を温めることのできる波長」が存在しているのを見つけたのが、イギリスの天文学者八−シェルという人でした。
「可視光線」は波長の違いから大きく7色に分けられ、波長の短い順から、「紫、藍、青、緑、黄、橙、赤」となり、紫より波長がさらに短くなるものは「紫の外にある」という意味で「紫外線」、逆に赤よりも波長が長いものは「赤の外にある」という意味で「赤外線」と名付けられました。そして天文学者ハ−シェルはある時、可視光線の赤色の外に位置する波長、「赤外線」に「物を温める作用」があることを発見したのです。
■近赤外線と遠赤外線
このことから、ひなたぽっこしているとぽかぽかしてくるのは、太陽光の「赤外線」によるものだということがわかりましたが、この赤外線はさらに「近(中)赤外線」と 「遠赤外線」に分けられ、一般に0.7〜4ミクロンが近赤外線、4〜1000ミクロンの波長が「遠赤外線」とされています。
近赤外線の波長は可視光線に近いため、目には見えませんが、「可視光線に似た性賃」をもっています。またそれは金属の波長とも近いため、近赤外線は金属にひじょうに吸収されやすいという特徴もあります。灼熱の太陽が照りつける真夏、炎天下に停めてある自動車を思い出してみてください。自動車のボンネットが、やけどしてしまうくらい熱くなっていることがありますね。近赤外線が金属に吸収されやすいゆえんです。
■生命を育む育成光線
近赤外線に対して「遠赤外線」は、わずかながらでも熟を有するすべてのものから放射されている波長であり、温度が高ければ高いほど、その放射量が多くなります。また、その中の6〜14ミクロンの波長のものは「育成光線」と呼ばれており、生体の代謝、成長、育成に不可欠なエネルギーが集中している重要な波長です。
育成光線が物質に吸収されて温熱効果を生む仕組みは、次のようになります。人間のからだも含め、あらゆる物質は分子で構成されており、それぞれに固有の振動数・周波数をもっています。そこに、その対象物の振動数にあった波長の光線が照射されると、分子と光線とが共鳴・同調することにより、その振動がより一層増幅していきます。そうすると、その増幅された振動エネルギーが勲エネルギーに変化し、温かくなるのです。
私たち人間の波長は、健康な人で6〜8ミクロンだといわれます。したがって6〜14ミクロンである育成光線は、人間ともっとも共鳴現象を起こしやすい波長なのです。私たちの内部に吸収された育成光線のエネルギーはやがて熟に変わり、その熟が血液などによってからだの深部まで効率よく伝えられます。その熟によって血管が拡張、血液の循環が良くなり、からだが温まるだけではなく、結果的に新陳代謝も促進されていくのです。
私たち人間のからだは約70%が水分ですが、育成光線は体内の水分を活性化させ、水分子を小さな構造にします。この活性化した水分子は、血行を良くするだけではなく、汗や尿ではなかなか出せないような体内の不純物ともくっつき、からだの外に排出してくれるとされています。
これらのことから、私たち人間が健康でいられるために、自然界からどれほど大きな恩恵を受けているかということがわかります。そして生体の精妙なメカニズムに、あらためて驚かずにはいられません。
■遠赤外線に電磁波の危険性はありません
赤外線は電磁波の一種です。また放射熱を上手に伝えるので「熱線」とも称されます。
電磁波とは電気や磁気が波として伝わる時の総称ですから、その範囲は光から電波まで非常に広範囲になります。
<身近な電磁波の種類>
・光(波長約0.01mm)
・温熱効果のある赤外線(波長約0.1mm)
・水分を暖める電子レンジ(波長約10cm)
・通信に使われる各種電波(波長1mm〜100km)
うち携帯電話(波長約10cm)
テレビ放送(波長1〜10m)
ラジオ放送(波長約10m〜1km)
・送電線や家電製品からの電磁波(波長5000km〜6000km)
太陽の光もテレビやラジオの電波も含まれますので、これを大ざっぱに「電磁波は危険」としてしまうと外出もできず家の中にもいられないことになりますが、実際に危険性が言われているのは携帯の電波や送電線からの電磁波で、温熱効果のある赤外線とはまったく異なる波長の電磁波です。
遠赤外線は、太陽や人体自身も含めて熟を発するものすべてから発生する波長です。つまり昔からある火鉢も石油ストーブも使い捨てカイロもコタツも電球や蛍光灯も、すべて遠赤外線を出しているわけです。
ただし光が出たり赤く見える暖房機は、光から遠赤外線まですべての波長が出てしまうのに対し、遠赤外線ヒーターは、熱としての性質が強い部分のみを放射するヒ−ターです。
これまで皆さんが浴びてこられた光や熟の中の一部分のみを取り出しているわけですから、もちろん安全な製品です。